スマート・バッテリー―投資会社が買収―

電池スタートアップ企業の独スマート・バッテリー・ソリューションズ（SBS、クラインオストハイム）は5月28日、ベルギーに本社を置く欧州投資会社Gimvが同社の過半数資本を取得し子会社化したと発表した。SBSはGimvの支援を受けて従業員と生産能力を拡大する。取引金額は公表しないことで合意した。

SBSは2010年、電池分野の専門家3人が立ち上げた企業。最大60ボルトの低圧リチウムイオン電池システムを開発、製造、販売している。同社製品は電動アシスト付き自転車や電動スクーター、船舶、ドローンなどの電動移動機器や無停電電源装置（UPS）などに投入される。従業員数は現在およそ50人まで増えた。

同社は英『フィナンシャル・タイムズ』紙の「欧州急成長企業1000社（2013～16年）」に選ばれた。独『フォーカス・マネー』紙は「2018年版独急成長企業ランキング」で1位に選出している。