ロシア連邦統計局(ロススタット)が4月15日発表した3月の鉱工業生産高(速報値)は、前年同月比で1.2%の増加にとどまった。前月実績の4.1%が一時的なものであることが改めて確認された形で、景気減速が明確となっている。
分野別にみると、鉱業が4.3%、水道・廃棄物処理が3.7%、製造業が0.3%、それぞれ増加した。一方で電気・ガス・熱供給は暖冬もあり4.8%の減少となった。
1-3月期(第1四半期)の鉱工業生産高は前年同期比で2.1%増加した。工業が4.7%、製造業が1.3%、水道・廃棄物処理が0.9%、それぞれ増加したのに対し、電気・ガス・熱供給は1.5%減少した。