宅配荷物の受け取りサービスシステムを開発するエストニアのクレヴェロン(Cleveron)がニュージーランドに進出した。93店舗を展開する小売り最大手ウェアハウスとの提携によるもので、オークランドのショッピングセンターに同店のネット注文商品の受け取りターミナルを設置した。エストニアの通信社『LETA/BNS』が9日報じた。
今回設置した自動商品受け取りターミナルの「クレヴェロン401」は高さが5メートル、保管スペースは5.4平方メートルで、最大500個の荷物を収容できる。ウェアハウスの顧客が注文コードをスキャンして、自分で商品を取り出す仕組みだ。
クレヴェロンはクリック&コレクトと呼ばれる小売り・物流業界向けの商品受け取りソリューションの開発に取り組む。宅配コストの削減につながる同サービスの需要はネット通販の普及拡大とともに近年高まっている。同社のターミナルは欧米を中心に世界中で2,200台がすでに設置されている。