ハンガリー中央統計局(KSH)が15日発表した2019年1-3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP、速報値、季節調整済)は前年同期比で5.2%拡大した。これは過去2番目に高い値。製造業、建設業、サービス業がけん引した。前期比では1.5%のプラスだった。
欧州連合(EU)はハンガリーの通期成長率を4%、2020~23年についても4~4.2%と予測している。国際通貨基金(IMF)の4月の見通しでは、今年通期は3.7%で、以降、20年までに2.7%へ減速するとされている。
蘭大手銀INGは、ハンガリー中央銀行(MNB)が来月、従来の通期成長予測(3.8%)を上方修正するとともに、単発で利上げを実施するとみている。