スロバキアの産業ガスメーカー、メッサー・タトラガス(Messer Tatragas)が同国の化学品メーカー、ドゥスロ(Duslo)の工場に不活性ガスおよびアルゴンの生産設備を設置する。メッサー・タトラガスの事業計画によると、ドゥスロが同国西部のシャラに持つ工場に設備を導入し、アンモニア生産の工程で発生する排ガスを精製する。投資額は950万ユーロ。2021年の稼働開始を予定している。
新施設ではアルゴンのほか、メタン、水素、窒素、アンモニアなども生産する。液化アルゴンの年産量は8,300トンとなる見通し。
メッサー・タトラガスはドイツの産業ガスメーカー、メッサーグループ傘下で医療用の一酸化窒素などを生産している。