ベラルーシのトラック大手ベルアズと中国の自動車大手、吉利汽車の合弁会社であるベルジー(Belgee)は27日、ミンスク州のボリソフ工場の累計出荷台数が1万5,000台に達したと発表した。製品の半分をロシアなどへ輸出しているが、今後はウクライナ、リトアニア、セルビア、モルドバなどへ販路を拡大する方針だ。
4月の生産台数は1,719台だったが、来月は2,000台に、7~9月は月3,000台に拡大する見通しだ。ベルジーでは需要好調を受けて来月から2交代制、週6日操業へ移行する。これに伴い、雇用を拡大する。現行の従業員数は1,200人強で、平均賃金は1,000ベラルーシ・ルーブル弱(約5万2,000円)となっている。
ベルジーは昨年、エンジン、シート、ラジエーターの合弁生産も開始し、部品の50%の現地生産化に成功している。バッテリー、タイヤのほか、ガラス、内装部品でも現産品を採用する方針だ。スターターとジェネレーターについては、ボリソフ自動車・トラクター電装部品工場(BATA)の製品をテスト中という。
2019年第1四半期の純利益は1,200万ベラルーシ・ルーブル(約6億3,060万円)だった。(1BYN=52.63JPY)