カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは23日、モロッコのケニトラで新工場の建設を開始したと発表した。外装用および内装用のミラーシステムを生産し、自動車大手に供給する。投資額は1,130万ドルで、従業員数は最大275人を予定している。新工場は、2020年春に生産を開始する予定。
モロッコ政府は世界的な自動車大手の工場誘致に積極的に取り組んでおり、2025年までに国内の自動車生産を100万台とする目標を掲げている。同国では、ルノーが2012年からタンジェ近郊で生産しており、PSAはケニトラに工場を建設している。
マグナは2018年10月に、フランスの技術開発コンサルティング会社のアルトラン・テクノロジーズと合弁でカサブランカにエンジニアリング拠点を開設しており、新工場はマグナにとってモロッコで2カ所目の拠点となる。