独自動車部品大手のコンチネンタルでは、中国の張家港市にある工場のエンジニアが香り付きの内装材を開発した。中国では新車の匂いを不快に感じる人が多い問題に対応した。コンチネンタルが開発した既存の内装材「Acella」にオレンジ、緑茶、男性用香水を付け加えた。香りの強さを選ぶことができる。また、新車の匂いは一定の時間が経つと消えるため、内装材の香りも選択した香りの強さに応じて6~8カ月でかすかに香る程度に弱くなるようにした。この香り付きの内装材は、中国の自動車業界誌『オートモービル・インダストリーズ・チャイナ』が2018年12月に上海で開催した国際自動車会議で、自動車イノベーション技術賞を受賞している。