独ボッシュVC、米ザパタコンピューティングに出資

独自動車部品大手のボッシュは17日、ベンチャーキャピタル(VC)子会社のロバート・ボッシュ・ベンチャーキャピタル(RBVC)が米新興企業のザパタコンピューティングに出資したと発表した。ザパタコンピューティングは2017年に設立された米ハーバード大学のスピンオフ企業で、量子コンピューター向けのアルゴリズムやソフトウエアを開発している。

RBVCは、VCファンドのコムキャスト・ベンチャーズとプレリュード・ベンチャーズが主導して実施した2,100万米ドル規模のシリーズA投資ラウンドに参加した。同投資ラウンドには、BASFベンチャーズなど複数のVCファンドが参加した。ザパタコンピューティングは今回の投資ラウンドで得た資金を製品開発の加速や新市場・地域の開拓などに投入する。

量子コンピューターを活用すれば、例えば、素材研究や化学、製薬、金融、物流などの分野で革新的なデータ計算が可能になると見られている。ボッシュではザパタコンピューティングの量子アルゴリズムを活用することで、例えば、材料研究を加速できるとみている。

上部へスクロール