独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、電動キックボード事業に参入するもようだ。中国の新興企業である電動スクーターメーカーのNiu Technologies(牛電科技)と協力し、VWブランドの電動キックボードを製造するもよう。6日付けの独日刊紙『ウェルト』が報じた。なお、VWの広報担当者は、共同プロジェクトの計画があるとは認めたものの、具体的な規模や内容についてはコメントを控えている。
『ウェルト』紙によると、両社は、VWが2018年3月にスイスのジュネーブモーターショーに出展した電動キックボード「ストリートメイト」の生産で協力するもよう。ストリートメイトの最高速度は時速45キロメートル、最大航続距離は60キロメートル。立った状態または座った状態で運転することができる。
Niuは2014年の設立。『ウェルト』紙によると、Niuはこれまでに電動スクーターを約64万台、販売しており、中国市場では約40%の市場シェアを確保している。