クノールブレムゼ、ドイツの操舵システム工場を閉鎖

独商用車・鉄道車両用ブレーキ大手のクノールブレムゼは5月23日、ヴッパータール近郊のヴュルフラートにある操舵システム工場を来年、閉鎖すると発表した。工場閉鎖の理由は、大型受注した乗用車向け操舵システムの生産が想定より早く終了するため。同工場の従業員は派遣社員(66人)を含め356人。一部の従業員は継続雇用するが、残りは整理する。同社は今後従業員代表と解雇条件などを交渉する予定。

ミュンヘンに本社を置くクノールブレムゼは、鉄道・商用車用ブレーキシステムの世界的大手。世界30カ国以上で事業を展開している。昨年の売上高は66億万ユーロ、従業員数は約2万8,500人だった。

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