建設業界が19年売上予測引上げ、6%増から8.5%増に

独建設業全国連盟(HDB)は17日、今年の業界売上成長率を前年比8.5%とし、年初予測の同6.0%から2.5ポイント引き上げた。業界の景況感が極めて良好なうえ、第1四半期(1〜3月)の新規受注なども大きく伸びたため。住宅部門で10.0%、商工業施設部門で6.5%、公共建設部門で9.0%の成長を見込む。

第1四半期の業界売上高は前年同期を14.3%上回った。新規受注高は17.8%増加。3月末時点の受注残高は前年同日比15.1%増の530億ユーロとなり、過去最高を更新した。

部門別でみると、住宅の新規受注高は前年同期比で16.8%増加。3月末の受注残高は22.1%拡大した。HDBは今年の住宅完工件数が30万件となり、前年の28万6,000件から5%増えると予想している。

商工業施設部門の新規受注高は12.0%増で、3月末時点の受注残高は18.8%伸びた。

公共建設の新規受注は15.6%増、3月末の受注残高は8.1%増だった。税収の拡大が追い風となっている。

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