鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが25日、ルーマニアのシビウ拠点で新工場
棟を開所した。投資額は6,000万ユーロ。ショックアブソーバー(緩衝器)を生産
し、ダイムラー、ジャガー・ランドローバー(JLR)、ポルシェなどに供給する。
ティッセンクルップは1996年以来、シビウでショックアブソーバーを製造してい
る。今回の拡張により、従業員数は現行の1,000人から1,350人へ拡大する。
ティッセンクルップにとって自動車部品事業は経営の柱の一つ。先ごろも、ハンガ
リーに電動車用モーター部品工場を設ける計画を発表したばかりだ。