ルーマニア国営軍需企業のロムアルム(Romarm)が子会社ウジナ・メカニカ・プロペニ(UMP)を通して、伊火器製造会社ベレッタと提携する。ベレッタの資金650万ユーロでUMPの製造設備を刷新し、「最新式の兵器を国内で生産するノウハウを獲得する(バダラウ経済相)」狙い。近く合弁会社を設立し、来年初め頃に生産を開始する計画だ。
10日に署名された基本合意書によると、部品の現地調達比率は当初15%だが、次第に拡大する。UMPへの出資比率はルーマニア政府が80%、ベレッタが20%となる。
ベレッタはイタリアの老舗メーカーで、軍・警察向けのほか狩猟・競技用など民間向けに様々な銃器を製造している。