ベラルーシ、ウズベキスタンと製造業分野の提携に意欲

ベラルーシがウズベキスタンとの製造業分野での提携を希望している。18日に開かれた両国政府間委員会でドヴォルニク副首相は、自動車・機械生産における大型プロジェクトを共同で実施することを提案した。一方、ベラルーシの関心があるウズベキスタン産製品としては、青果およびその加工品、種実類(ナッツ)、綿繊維、銅線を挙げた。

ドヴォルニク副首相はベラルーシが提携を優先する分野として、◇農業関連産業(アグリビジネス)◇機械工学◇食品加工産業◇製薬◇軽工業――を挙げた。生産提携や合弁会社設立を念頭に置いている。

具体的にはまず、天然ガスを燃料とする商用車をウズベキスタンで合弁生産することを提案した。ベラルーシ商用車大手MAZが、高い現地調達率を確保しながら現地生産を実施することに積極的な姿勢という。

また、ウズベキスタンにおける天然ガス運送・供給の自動化を共同で実現できれば、これを機に両国企業間の提携が大きく前進するとみている。

このほかには、情報通信技術(IT)分野で、先進技術(ハイテク)パーク間の提携を推進することを提案した。ベラルーシの経験をウズベキスタンと共有する用意があるとしている。

乳製品加工業では、すでに今年4月、ベラルーシ大手のズドラヴシュカがタシケント州に合弁会社ズドラヴシュカ・タシケントを設立した。牛1,000頭を飼育し、乳製品工場を設置する予定で、ウズベキスタンの他の地域でも同様のプロジェクトを実施したい意向だ。

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