WizzAir:LCC大手ウィズエアー、エアバスから超長距離モデル20機を調達

中東欧格安航空(LCC)大手のウィズエアー(ハンガリー)が、エアバスから超長距離型旅客機「A321XLR」を20機調達する。同社に出資する米プライベートエクイティ会社のインディゴ・パートナーズが19日にエアバスと交わした同機50機の発注覚書に基づくもので、2023年から3年間で納品される予定だ。

「A321XLR」は「A321

Neo」シリーズの最新型派生機で、客席数は239席。単通路機モデルとしては航続距離が約8,700kmと非常に長く、この機種タイプではコスト効率が最も良いとされる。ウィズエアーは同機の導入により、飛行時間が7~8時間程度の路線運航体制を強化し、就航ネットワークの拡大を狙う。

インディゴ・パートナーズはウィズエアーのほか、米フロンティア・エアラインズ、チリのジェットスマート・エアラインズ、メキシコのヴォラリスにも出資している。2017年12月にエアバスに「A320

Neo」を発注したが、今回18機を「A321XLR」に変更するとともに、32機を新規発注し、ウィズエアーの20機以外はフロンティアに18機、ジェットスマートに12機を割り当てる。

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