Siemens:独電機大手シーメンス、アルメニアからCCPP設備を受注

独電機大手シーメンスは6月27日、アルメニアの首都エレバンでコンバインドサイクル発電所(CCPP)の主要設備および期間20年の稼働・保守業務を受注した。投資金額は明らかにされていない。以前の報道によると、CCPP建設の総事業費は約2億5,000万ドルにのぼる。

同プロジェクトはエレバン南部の既存発電所の敷地内に出力250メガワットのCCPPを設けるもので、2021年半ばの稼働が予定されている。事業母体はアルムパワー(ArmPower)で、伊レンコが建設を請け負う。

シーメンスはガスタービン「SGT5-2000E」、蒸気タービン「SST-600」、発電機「SGen-100A」、排熱回収ボイラ「SPPA-T3000」、管理システムを供給する。また、設備の運用・保守を20年間請け負う。

アルムパワーにはレンコとイタリア預託貸付公庫(CDP)の輸出信用子会社シメストの合弁会社が60%、シーメンスが40%出資している。プロジェクト資金は世界銀行子会社の国際金融公社(IFC)、アジア開発銀行(ADB)などが融資している。

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