トルコのサバンジュ財閥系のバスメーカー、テムサ(Temsa)は先ごろ、ルーマニア政府と長距離バス「LD12」326台の納入契約を結んだ。同国内務省によると発注額は5,000万ユーロ。
LD12は全長12メートルで、席数は59。最新の欧州排ガス規制「ユーロ6」に対応している。
テムサは1968年の創業で、トルコ南東部のアダナに拠点を構える。電動の路線バス車両「アヴェニュー・エレクトロン」や「MD9エレクトリシティ」を含め、年間1万台の長・短距離バスや小型トラックを生産し、世界70カ国で販売している。現在、「MD9エレクトリシティ」の自動運転機能搭載モデルを開発中で、2022年の市場投入を目指している。