仏自動車大手のルノー・グループは6月28日、ルーマニアに「ルノー・ブカレスト・コネクテッド」と呼ばれるルーマニア本社の新社屋を開設した。式典には、同国のヴィオリカ・ダンチラ首相やルノーのティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)らが出席した。新しい本社施設には、デザインセンターやエンジニアリング、販売などこれまで分散していた機能を一カ所に集約した。従業員約3,200人が勤務する。
ルノーは20年前の1999年に、ルーマニアの自動車メーカー、ダチアを買収した。以降、ルーマニアにあるルノー・グループのテクニカルセンター(デザイン、エンジニアリング、販売、その他)は5カ所に分散していた。
新社屋に入っている新しいデザインセンターには、ルーマニア、フランス、ウクライナ、モルドバなど様々な国の従業員約30人(デザイナー、モデルメーカー、デジタルモデラーなど)が勤務している。