ハンガリー6月インフレ率3.4%、6カ月ぶり低下

ハンガリー中央統計局(KSH)が9日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%増となり、上げ幅は前月から0.5ポイント縮小した。インフレ率の低下は6カ月ぶり。

品目別にみると、自動車燃料を含む「その他の製品」が前月(3.7%)から2.8ポイント減となる0.9%の上昇にとどまり、全体を強く押し下げた。上昇幅が大きかったのは「アルコール飲料・たばこ」(7.1%)、「食品」(5.8%)、「サービス」(3.1%)。「燃料・電力」(1.2%)、「衣類・靴」(1%)、「耐久消費財」(0.4%)も値上がりした。

価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は3.8%で、前月から0.2ポイント縮小した。

同国のインフレ率は昨年10月の3.8%から12月には2.7%まで低下した後、今年4月に3.9%まで上昇していた。

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