ポーランドのバス製造大手ソラリスは9日、イタリアのミラノ市営交通会社アツィエンダ・トランスポルティ・ミラネージ(ATM)と電気バス250台の受注契約を交わしたと発表した。契約額は1億9,200万ユーロで、欧州における電気バス調達としては過去最大規模となる。来年6月に最初の40台をATMに納入する。
受注した電気バスは「ウルビーノ(Urbino)12
エレクトリック」。乗車定員は82人(内座席数26)で、出力110kWの電気モーター2基と、ソラリス独自の高エネルギー蓄電池(容量240kWh)を搭載している。
ATMは2014年以来、電気バス25台を含む150台をソラリスから調達している。現在稼働中のディーゼルバスは2030年までに退役させる方針だ。
ソラリスは2018年9月以来、スペインの鉄道車両製造大手CAFの傘下にある。