Siemens:シーメンスの露ガスタービン子会社、現地調達率90%目指す

独重電機大手シーメンスのロシアでのガスタービン合弁会社STGTは7月初め、モスクワの商工会議所に現地部品調達のための特別投資契約を申請した。現地メディアによると、投資額は最低10億ルーブル(2億6,390万ユーロ)に上る。実現すれば、2023年までにタービン製造の現地調達比率は最低90%に拡大する見込みだ。

投資計画によると、ガスタービン「SGT5-2000E」用の高温ガス配管やタービン自動制御システムの部品を現地生産に切り替える。製造提携先には、モスクワから約200キロメートル北のルイビンスクに拠点を置くODKサターンと航空機エンジン製造のメタリスト・サマラを予定している。

STGTは2011年、発電施設建設会社シルマッシュ(SilMash)との合弁事業としてサンクトペテルブルク近郊に設立された。シーメンスが資本シェア65%を保有する。工場は16年に操業開始し、「2000E」のほか「4000F」、「8000H」など高出力ガスタービンを製造している。(1RUB=1.72JPY)

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