ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が4日発表した同国の2019年6月の新車(乗用車・小型商用車)販売は15万1,180台となり、前年同月に比べ3.3%減少した。1~6月の累計は、前年同期比2.4%減の82万8,750台となっている。
自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は上半期(1~6月)の市場動向について、「第1四半期よりも第2四半期の方が厳しい状況だった」とコメントし、今後については、「下半期の見通しも基本的に思わしくない。通年の市場成長が現実的なシナリオではないことは明らかであり、下半期に一定の改善傾向が見えたとしても、通年では良くても前年並みだろう」と述べ、厳しい見解を示している。