三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は18日、ウズベキスタンでの火力発電所の運転・保守の支援について、同国のエネルギー省、三菱商事と協業することで合意し、覚書を交わした。3者は今後、運転・保守技術の向上に向けた包括サービスメンテナンスプログラム(CSMP)に関する協議を加速化させていく。覚書はこのほど都内で開催された第15回日本ウズベキスタン経済合同会議に合わせて調印された。
合意したCSMPは、MHPSが設備を供給した電力公社ウズベクエネルゴのナヴォイ、建設中のナヴォイ2とトゥラクルガンの各発電所が対象。具体的には、ガスタービンの部品供給や定期検査のエンジニア派遣に加え、ウズベクエネルゴのエンジニアにIoT(モノのインターネット)を利用して研修を行うことなどを予定している。
ウズベクエネルゴが所有する電力設備容量は1,210万キロワット(kW)で、MHPSの設備はその内20%を占めている。