LafargeHolcim:セメント大手ラファージュホルシム、ルーマニア企業を買収

セメント世界大手のラファージュホルシム(スイス)は15日、スウェーデンの投資ファンド、オレサからルーマニア同業ソマコ(Somaco)を買収することで合意したと発表した。取引額は明らかにされていない。ラファージュホルシムは買収により、ルーマニア建材市場での総合サービスを強化する。当局の承認を経て2019年末までに取引が完了する見通しだ。

ラファージュホルシムは、ルーマニアの建設・インフラ需要が旺盛で、プレキャスト製品市場が大きく成長すると見込んでいる。ソマコは同国に5つのプレキャストコンクリート工場とひとつの気泡コンクリート工場を持ち、橋梁やトンネル、ロジスティックス施設向けのプレキャスト製品や住宅向け製品を生産している。2018年の売上高は5,600万ユーロで、従業員数は750人。

ラファージュホルシムはセメントなどコンクリート関連製品を生産し、世界全体で7万5,000人を雇用している。

1997年以来ルーマニアで事業を展開するオレサの傘下企業には、ウォーターサーバーのラ・ファンタナ、通販サイトのRTC、IT企業のルーマニア・ビジネス・コンサルト、証券会社のキウィ・ファイナンスがある。

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