Richter Gedeon:

ハンガリー製薬大手リヒター・ゲデオンは25日、ヨルダン系の同業ヒクマ・ファーマシューティカルズに、中東・北アフリカ14カ国における抗精神病薬「カリプラジン」の登録・商業化に関するライセンス権を独占的に付与する契約に調印した。取引金額は明らかにされていないが、ライセンス料として、一時金のほか、販売実績に応じてマイルストーンを受け取る。

カリプラジンは双極性障害や統合失調症に処方される非定型抗精神病薬だ。契約の対象となるのは、バーレーン、エジプト、ヨルダン、イラク、サウジアラビア、クウェート、レバノン、リビア、モロッコ、オマーン、カタール、スーダン、シリア、アラブ首長国連邦(UAE)の14カ国。ヒクマによると、カリプラジンが分類される非定型抗精神病薬のこれら14カ国における売上高は、2018年4月から19年3月の1年間に1億5,300万ドルに上っている。

上部へスクロール