ロシアが輸出市場としてアフリカに注目、中期的に輸出3倍に

ロシアが輸出市場としてアフリカの成長性に大きく注目している。ロシア貿易センターのスレプニェフ事務長によると、昨年の対アフリカ輸出高は前年比17.2%増の204億ドルに急成長した。中期的には、アフリカ輸出入銀行の協力などを得て3倍増を目指している。

ロシアは今年10月

24日、ソチでアフリカ諸国との初の首脳会議と経済フォーラムを開催する。アフリカの

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カ国超の首長を招待し、経済・貿易分野での提携について協議する計画だ。会議の議長国はロシアと、今年のアフリカ連合(AU)議長国であるエジプトが担う。

ロシアは現在、アフリカではエジプト、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、ナイジェリアとの貿易が活発だ。エジプトでは、スエズ運河北端の港湾地域で合同産業地区の建設プロジェクトを進めている。投資額は約70億ドルで、ロシアは自国輸出産業のアフリカ中核拠点と位置付ける考えだ。

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