ドイツ連邦雇用庁(BA)が7月31日発表した同月の失業者数は227万5,000人となり、前月を5万9,000人上回った。7月は夏季休業などで雇用が縮小するうえ、職業訓練の修了者や新卒者の多くが失業登録することから例年、失業者が増加する。ただ最近は景気減速を受けて雇用の拡大に陰りが出ており、失業者数は季節要因を加味した実質でも1,000人増加した。失業率(名目)は5.0%で、前月を0.1ポイント上回った。
国際労働機関(ILO)基準の6月の失業率は3.1%だった。
7月の求人件数は79万9,000件で、前年同月を2万4,000件下回り、季節要因を加味した前月比でも9,000件減少した。求人指数BA-Xは前月から4ポイント減の243へと下落。前年同月比では13ポイント縮小した。