仏鉄道車両・設備大手アルストムは先ごろ、アゼルバイジャンとカザフスタンの鉄道関連事業を相次いで受注した。業界紙『International
Rail
Journal』などが報じた。受注したのは、アゼルバイジャンの国営鉄道会社ADYの車両の保守サービスとカザフスタン国有鉄道KTZの保安装置の更新事業。契約額は明らかにされていない。
ADYと契約したのは、アゼルバイジャン、ジョージア、ウズベキスタン及びトルクメニスタンを統括するアルストム子会社。同社はADYの電動車両「Primo
T8
AZ8A」などの車両の他、2017年に運行を開始したアゼルバイジャンのバクーとジョージアのトビリシ、及びトルコのカルスを結ぶBTK線の車両の保守点検を実施する。
KTZの鉄道保安装置更新事業については、アルストムが信号機と連動装置のデジタル化を行う予定。