Toennies:テンニース―中国に進出、屠畜合弁設立へ―

食肉生産大手の独テンニース(レーダ・ヴィーデンブリュック)は9月27日、中国の複合企業・華西希望集団(West

Hope

Group)の子会社で同業のデコン・グループ(Dekon

Group)と合弁の基本合意を締結したと発表した。屠畜・解体施設を四川省に共同設立する。テンニースが欧州域外に生産拠点を持つのは初めて。出資比率は明らかにしていない。

両社合わせて5億ユーロを投じ、豚の屠畜・解体施設などを建設する。2020年に着工して22年から生産を開始。屠畜能力は当初、年200万頭で、将来的に600万頭へと引き上げる。

中国は豚肉需要が大きく今後の拡大も見込めることから進出を決めた。同国ではアフリカ豚コレラの流行で衛生管理の重要性が高まっていることから、ドイツ式の高い品質管理を持ち込み、市場を開拓していく。

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