Scania:商用車大手スカニア、完全自動運転のトラックコンセプトを発表

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは9月24日、完全自動運転トラックのコンセプトモデル「スカニアAXL」を発表した。運転席(キャビン)を省いたデザインが特徴。鉱山の採掘場や大規模な建設現場など、立ち入り禁止区画の環境で安全管理が行き届きやすい場所での運用を想定している。

「スカニアAXL」は管制室から操作や監視を行う。例えば鉱山では、車両に走行指示をする専用のシステムによって制御される。パワートレインはバイオ燃料で駆動する。

スカニアのヘンリクソン社長は「スカニアAXLの開発を通じ、自動運転が当たり前になる未来の輸送手段の実現に向けて大きく前進する」と述べ、現在利用可能な技術をフル活用して自動運転を早期に実現していくと強調した。

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