ロシアのロボット開発企業、人型ロボットを商業生産

ロシアのロボット開発企業プロモボト(Promobot)は9月27日、ヒューマノイド(人型)ロボットの商業生産を開始したことを明らかにした。同社が開発したのは人間の表情を持ち会話が可能なロボットで、既に海外を含むサービス関連企業が導入に関心を示している。国営タス通信によると、同社は月間10台を生産していく予定。

プロモボトによると、同社のロボットは目や眉、唇などを動かすことで600種類以上の人間の表情を再現できる。娯楽産業や教育現場のほか、郵便局や銀行、役所などにおけるサービス業務での活用が期待されている。

同社は今後、個人向けに会話や家庭内における作業支援などを行うパーソナルロボットも生産していく予定。近年利用が広がる音声アシスタントのようにスマートホームでの利用が想定されている。

同社は中東欧最大規模の自律型ロボットメーカーで、2015年にロシア南部のペルミで設立された。同年にはモスクワ郊外にあるハイテク工業団地スコルコボにも入居している。

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