フォルシア―コンチネンタルとの合弁を完全傘下に―

自動車部品大手の仏フォルシア(ナンテール)は14日、独同業コンチネンタルから合弁会社SASの株式50%を譲り受け100%子会社化することで基本合意したと発表した。コックピット・システム分野のノウハウを強化する狙い。SAS株を2億2,500万ユーロで取得する。当局の承認を経て買収手続きが来年初頭に完了すると見込んでいる。

SASは1996年の設立。西南ドイツのカールスルーエに本社を置き、欧州、北米、南米で計19工場を展開している。従業員数は4,490人。今年は売上高で約7億ユーロを見込む。

フォルシアはSASの事業地域と顧客の多様化を加速し、SASの売上高を2024年までに10億ユーロへと拡大する意向だ。特に中国事業に大きな期待をかけている。

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