ハンガリーの軽飛行機メーカー、マグヌス・アエロクラフトは先ごろ、同国南西部のペーチ工場の第2期工事を完了し稼働を開始した。新たに面積5,100平方メートルの複合材部品工場を設置した。第1期工事では3,000平方メートルの敷地に面積1,900平方メートルの組み立て工場を設置している。過去2年間の同工場への投資額は60億フォリント(1,790万ユーロ)で、うち20億フォリントを政府の助成で賄った。
新工場では合成樹脂切断機などを導入しており、生産プロセスの多くを自動化している。今回の第2期工事では環境への配慮や効率の向上を重視して整備が行われた。
マグヌスは昨年、複合材胴体を持つ飛行機の試験生産を開始した。来年にはフル稼働に入り年200機を生産するほか、他社向けの複合材部品の生産も視野に入れている。
同社の従業員数は現在70人で、来年末までに150人に増やす予定。(1HUF=0.35JPY)