ポーランド・シフィノウイシチェ港で液化天然ガス(LNG)基地を運営するポルスキエLNGはこのほど、独ゼーラス・リンデ(Selas-Linde)に再ガス化設備を発注した。LNG基地拡張計画の一環で、サブマージド・コンバスチョン(水中燃焼=SCV)方式の気化器を2基増設する。取引額は明らかにされていない。
ポルスキエLNGはすでに、ゼーラス・リンデのSCV気化器を5基導入している。今回の増設でLNG基地の年間再気化能力を現行の50億立方メートルから75億立方メートルに拡大する。
なお、欧州委員会は18日、LNG基地拡張プロジェクトに欧州地域開発基金(ERDF)から1億3,000万ユーロの助成金を支出すると発表した。LNG基地建設時にも2億2,400万ユーロの助成を実施している。