自動車部品大手の独ボッシュがエンジン部品の生産拠点で人員削減を実施する。地元紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』などが報じ、同社が22日、追認したもので、シュツットガルトのフォイエルバッハ地区とシュヴィーバーディンゲンにある工場で2020〜21年に計1,600人を整理する。同社は昨年もディーゼルエンジン関連部品分野で600人を削減した。
両工場での人員削減は管理、販売、研究・開発分野を対象に実施する。経営上の理由による整理解雇は回避するとしている。
広報担当者は人員整理の理由として、◇ディーゼルエンジン部品の需要減少◇今後本格化する内燃機関車から電動車への移行◇自動車市場の低迷——を挙げた。世界の自動車生産台数が今年は6%減少すると予想している。