ヴィテスコ・テクノロジーズ、PSAと現代に電気駆動システム供給

独自動車部品大手のコンチネンタルは9日、同社のパワートレイン事業であるヴィテスコ・テクノロジーズ(以下、ヴィテスコ)が自動車大手の仏PSAと韓国の現代自動車に電気駆動システム(アクスルドライブシステム)を供給すると発表した。中国の天津工場で生産する。

PSAは、電気自動車用プラットフォーム「e‐CMP」を使用した電気自動車のプジョー「e-208」とオペル「コルサ‐e」にヴィテスコの電気駆動システムを搭載する。現代自動車は、中国の合弁会社である北京現代が製造するコンパクトSUV「エンシノ(Encino)」とセダン「ラフェスタ(Lafesta)」に同システムを搭載する。

コンチネンタルによると、ヴィテスコの電気駆動システムは、今後12カ月以内に他の自動車メーカーの電気自動車にも供給する予定。また、同システムはドイツの新興企業ソノ・モーターズの小型電気自動車「シオン」にも搭載されている。

ヴィテスコは100~150キロワットの電気駆動システムを生産している。150キロワットのシステムの最大トルクは310Nmとなる。

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