ドイツ産業連盟(BDI)は18日、ベルリンで第1回宇宙会議を開催し、宇宙予算を大幅に引き上げるよう政府に要求した。同国は宇宙の研究と産業分野で優れた業績や技術を持つものの、宇宙の商業利用を大きく進展させるためには、その前提となるインフラを政府の投資で作り出す必要があると強調している。
同国の宇宙関連予算は年2億8,500万ユーロで、世界8位にとどまっている。BDIのディーター・ケンプ会長はこれをハイテク国ドイツにふさわしくないと批判。少なくともフランス並みの7億ユーロ強に引き上げるよう要求した。
具体策としては小型人工衛星の打ち上げ施設(宇宙駅)を国内に設置することを求めた。これにより衛星打ち上げ分野の国内企業の発展が加速するとしている。