仏タイヤ大手のミシュランは今月23日までブリュッセルで開催されたバスの国際見本市「バスワールド」で、電気バスに最適な新製品「X
Incity
Energy
Z」を出展した。軸荷重をこれまでの7.5トンから8トンに引き上げ、増大する電気バスの車体重量に対応する。荷重指数は152/148。サイズは標準の275/70R22.5で、これにより駆動車軸と操舵軸のどちらにも装着を可能にした。骨格層(カーカス)を特殊ケーブルで強化しているほか、接地面と側面は市街地走行に最適な設計となっており、転がり抵抗と騒音を低減している。オールシーズンタイヤの規格である「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」と「M+S」に準拠した全天候型仕様となっている。
ミシュランによると、2030年代には全世界のバスの半分が電気バスに置き換わることが見込まれている。