中国ホテル最大手の華住酒店集団(Huazhuグループ)は4日、高級ホテルブランドを展開する独ドイチェ・ホスピタリティをエジプト人オーナーから買収すると発表した。事業拡大戦略に基づく措置。7億ユーロで完全傘下に収める。
ドイチェ・ホスピタリティは1930年創業の老舗シュタイゲンベルガーを中心とする高級ホテルグループ。エジプト人の現オーナーは創業家から2009年に買収した。現在は「シュタイゲンベルガー・ホテルズ・アンド・リゾーツ」「マックス・バイ・シュタイゲンベルガー」「ジャズ・イン・ザ・シティ」「インターシティホテル」「ズリープ・ホテルズ」の5ブランドを展開している。計19カ国に約118のホテルを持つ。事業のグローバル化を進め2024年までにホテル数を250カ所に増やす目標を打ち出している。
華住酒店は客室数ベースで世界9位の宿泊事業者で、400都市に計5,000以上のホテルを持つ。ドイチェ・ホスピタリティの成長戦略を支援する意向だ。