日野自動車(東京都日野市)は10月29日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)・グループの商用車子会社トレイトン(TRATON
SE)と調達を事業とする合弁会社「HINO
&
TRATON
Global
Procurement
GmbH」を設立したと発表した。
合弁会社の出資比率は、トレイトンが51%、日野自動車は49%。ミュンヘンと東京の2カ所に事務所を置く。合弁会社の設立により、グローバルな調達において両社の協力の相乗効果を追求し、部品調達の基盤を強化する。
日野自動車とトレイトン(当時:フォルクスワーゲン・トラック・アンド・バス)は2018年4月、戦略的協力関係の構築に向けた合意書に調印した。同年9月には、電動車/電動技術における協力、および、調達に関する合弁会社の設立、の2つの取り組みについて合意したと発表していた。
両社の戦略提携では、「顧客(お客様)に最高の価値を持続的に提供していく」という考えを共有し、「物流/交通に関わるソリューションの調査」、「既存・将来技術」、「調達」などの領域において協力を検討していく方針を示している。