ロシアと中国、国外での地下鉄建設事業で合弁を計画

ロシアのエンジニアリング会社モスインジプロエクト(Mosinzhproekt)と中国の中国鉄建股

有限公司(CRCC)が国外での地下鉄建設事業を行う合弁会社の設立を計画している。モスクワ市の都市開発担当者によると、新会社の設立は2022年以降で、ロシアと中国以外の国での地下鉄建設事業を手掛ける予定。中国鉄建は現在、モスクワの地下鉄整備事業に参加している。

モスインジプロエクトの前身は半世紀にわたり地下鉄や交通インフラの設計などを行ってきた同名の研究所で、2011年に企業化された。現在ではロシアの上位100社にランクされる大手企業に成長している。

中国鉄建は2017年以来、モスクワ地下鉄の大環状線の4.6キロメートル区間と3つの新駅の建設を行っており2020年末には完成する見通し。今年2月には別の地下鉄建設工事を受注しており、来月からトンネルの掘削を開始する。また、モスクワ南西部のコムナルカに建設されるビジネスセンターの第1期工事に10億ドルを投資することを計画している。

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