タイヤ・ネット販売のデルティコム、中核事業を強化へ

タイヤのネット販売大手デルティコムは15日、自動車部品やエンジンオイルの販売事業から撤退し、中核事業のタイヤのネット販売を強化する方針を発表した。同社によると、ここ9カ月で760万ユーロの営業損失を計上し、財務改善に向けた措置として撤退を決めた。撤退時期は2020年第1四半期を予定している。従業員の解雇は実施せず、他部門への異動などで対応する。なお、2019年通期の売上高を当初予想の「6億6,000万ユーロ~6億9,000万ユーロ」から、「6億5,000万ユーロ~6億6,000万ユーロ」に下方修正した。

デルティコムは1999年にハノーバーで設立され、73カ国で計475のタイヤ・ネット販売ショップを展開する。顧客数は約1,400万人。2018年の売上高は6億4,500万ユーロ。従業員数は281人だった。

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