独DLRの量子技術研究所、2020年に開設予定

ドイツ航空宇宙センター(DLR)は現在、ドイツのウルムに量子技術研究所を建設している。今後数カ月以内に完成する見通しで、2020年第2四半期に落成式を予定している。同研究所には、約150人の研究者が勤務する予定。

DLRの量子技術研究所では、宇宙で使用する計測機器の研究に重点を置く。位置、時間、周波数、加速度、回転などをこれまでにない精度で測定することができる機器の開発に取り組む。また、民間企業と協力し、プロトタイプの開発を目指す。同研究所ではこのほか、量子通信や量子暗号も研究テーマとする。

DLRは現在さらに、ハノーバーに測地衛星・慣性センサー研究所、オーバープファッフェンホーフェン(ミュンヘン近郊)にガリレオ・コンピテンスセンター(次世代のナビゲーション衛星に関する研究)も建設している。

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