ポーランドの化学素材メーカー、シントス(Synthos)はこのほど、子会社シントス・ドゥヴォリ(オシフィエンチム)のガス・蒸気タービン設置計画で、独電機大手シーメンスに工事を委託する方針を固めた。年内に本契約を結び、来年第1四半期中に着工する。工期は2年弱となる見通し。
シントス・ドゥヴォりは既存の火力発電所にガス・蒸気タービンを加えることで、将来的な排ガス規制の厳格化に対応する。シーメンスの設置するタービンは、同社の「SGS-800」型タービンをベースにしたものとなる。
シーメンスによると、「SGS-800」は天然ガス以外のガス燃料も火力として用いることができるのが特徴で、水素を多く含む燃料にも対応する。