テスラ―独工場で年50万台生産か―

電気自動車(EV)大手の米テスラは独ベルリン近郊のグリュンハイデに建設予定の工場で車両を年50万台、生産する計画のようだ。日刊紙『ビルト』が独自取材をもとに報じた。

それによると、工場は敷地面積が300万平方メートルを超える。これはサッカー場420カ所に相当する規模。床面積も86万5,650平方メートルと広い。

工場ではEVと電動パワートレイン、電池を生産する。車両は量販車「モデル3」とコンパクトSUV「モデルY」を計画している。雇用規模は当初3,000人強で、最終的には1万人に達するという。投資総額は最大40億ユーロに上る。

テスラは来年春にも着工し、2021年から生産を開始したい考え。ただ、工場予定地は森林であるため、建設許可を得るためには環境アセスメント調査をクリアしなければならない。認可手続きに時間がかかるという事情もあり、建設計画は同社の希望通りに進まない可能性がある。

テスラは現在、用地獲得に向けて地元ブランデンブルク州と交渉している。合意に達した場合は同州議会財政委員会の承認を得る必要がある。

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