ポーランド化学大手グルパ・アゾティがポリツェで建設を予定するプロピレン・ポリプロピレン(PP)プラントに、同国石油大手ロトスが出資する。総額5億ズロチ(1億1,700万ユーロ)のうち、3億ズロチでプロジェクト運営企業グルパ・アゾティ・ポリオレフィンスの新規発行株を購入し、残り2億ズロチで劣後債を取得する。両社は今年4月に今回の取引に関し基本合意書を交わしていた。
ロトスはこれにより、グルパ・アゾティの監査役会に代表1人を送る権利を得るほか、株主総会を招集することができるようになる。
グルパ・アゾティとプロジェクトを実施する子会社ポリツェはすでに今年9月、韓国・現代エンジニアリング及び韓国海外インフラ都市開発公社(KIND)からも、総額5億ズロチを調達した。
グルパ・アゾティはプロジェクトに14億ズロチ(3億2,700万ユーロ)を投資する計画で、プロジェクトへの投資総額は15億2,000万ユーロに上る予定だ。
新プラントの年産能力はポリプロピレンが42万9,000トン、プロピレンが43万7,000トンとなる見通し。(1PLN=28.57JPY)