サムスン電子、スロバキア工場で人員削減

韓国・サムスン電子が2020年、スロバキア西部トルナバ県にあるガランタ工場で人員削減を実施するもようだ。2月から実施する生産再編に伴うもので、事情に詳しい複数の筋によると、従業員1,500人中、生産ライン従事者300~400人が職を失う見通しという。消息筋の1人は、さらにエンジニアリング、品質管理、購買部門で200人が解雇されると話している。

サムスンは昨年、同じトルナバ県のヴォデラディ工場を閉鎖するなど、ここ数年でスロバキア従業員を2,000人整理した。ヴォデラディ工場の生産業務はハンガリー工場とガランタ工場へ移管している。

ガランタ工場は液晶モジュール、高級テレビ、大型ディスプレイの生産を手がけ、製品の大半を欧州市場に供給している。しかし昨年は3製品とも出荷台数が低下した。これを受けてサムスンは今年、一部モデルの生産を他工場に移管する方針を明らかにしていた。

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