ボッシュ―LiDAR生産へ―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は2日、レーザーを用いたセンサーであるLiDARの生産に参入すると発表した。自動運転車向けのセンサーを一手に提供できるようにすることが狙いで、レーダー、カメラに続く同社3番目のセンサーを低価格で販売し、量産車にもLiDARを搭載できるようにする。

ボッシュのセンサーはこれまで、レーダーとカメラに限られていた。だが、これらのセンサーだけでは車両の周辺環境を十分に認識できず、自動運転に必要なセンサーを自社ですべて提供することができないことから、LiDARも開発してきた。これら3種類のセンサーは相互に補完する関係にあり、併用することで自動運転車の安全性が大幅に高まる。

LiDARはこれまで、生産コストが高いという難点があった。ボッシュはこの問題を規模の効果で解決し、幅広く普及させる意向だ。

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