ドイツ連邦統計局が3日発表した2019年12月の消費者物価指数は前年同月比1.5%増となり、5カ月来の大きな上げ幅を記録した。食料品の上昇率が前月の1.8%から2.1%へと上昇したほか、エネルギーの下げ幅が3.7%から0.1%へと縮小したことなどが反映された格好で、物品全体の上げ幅は前月の0.1%から1.2%へと拡大した。物価に占める比重が53%に上るサービスは前月と同じ1.8%だった。
物価は前月比では0.5%上昇した。12月はクリスマスの効果で前月比のインフレ率が高くなるという事情がある。
19年の物価は前年比で1.4%上昇した。
欧州連合(EU)基準の12月のインフレ率は前年同月比が1.5%、前月比が0.6%。19年は前年比1.4%だった。